ザキヤマエンヂニアリング

止まるな。手を動かせ。

乱読のススメに対して言いたい小言

どうも、1回20分を日に3セットで読書の習慣付け真っ只中の

ザキヤマ(@ymzkryo)です。

世間では1度に別ジャンルの本を読み進めて行くいわゆる「乱読」が推奨されているようです。

個人的な感想、意見として「乱読」に対するあれやこれやをまとめてみました。


乱読ってなんぞ??

まずは「乱読」の定義から始めましょう。

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「乱読」とは色々な本を手当たり次第に読んで行くこと

だそうです。


乱読のメリット

乱読のススメに対する小言なのに、メリットの話しからです。

なんで?と思う方もいるかもしれませんが、まぁ気にせず読み進めて下さい。

「ザキヤマ的乱読のメリット」は、ずばり

本に飽きることが減る

です。

同じ本ばかりを毎日読むというのは結構な労力です。その本を読む事で消費する労力(体力や時間)を超える有益な情報を得ることができればいいですが、そうでない場合もあります。

そうでない場合、「この本は良くなかった」という感想を抱いてしまいます。

しかし、読んでいる途中で「この本はなんか違うなぁ」と思うと、途端にその本を読む気が失せ、本に飽きてしまい本棚の肥やしとなってしまいます。

せっかく高いお金を出して買ったのに本を読まないのはもったいないと思います。だからこその「乱読」なんでしょう。


乱読信者に対していいたい事

少し大袈裟な見出しですが、ここでは「乱読」で本を読み進めている人のことを「乱読信者」と呼びたいと思います。

「乱読信者」の方に対して僕が言いたいのは、

読む本の良し悪しを自分で判断できるようになれ

というただ1点のみです。

自分で読みたいと思い、かつ良し悪しを判断できるようになれば、本に飽きるということはなくなるはずです。

自分が読みたいと思う本は沢山あるでしょう。その中から、良し悪しをどうやって判断するのか。そこが乱読防止の最大のポイントとなります。


本の良し悪しを判断するポイント

本の良し悪しを自分で判断できるようになるには、沢山の本を読む必要があります。

沢山の本の中には良い本も悪い本もあると思います。

では、どうすればよいのか。

僕は本を読むのも好きですが、本を読んだ感想を読むのも好きです。

そうです、自分で本の良し悪しを判断しかねる場合は既にその本を読んだ人の感想を読めばいいのです。

幸いな事に、最近の書店で携帯電話の電波が通じない所はまずありません。

書店で「この本、良さそうだな」と思ったらAmazonでもなんでも良いので、その本のレビュー記事を探して読んで下さい。

大型書店に至っては椅子なんかも置いてありますよね。活用していきましょう。

僕は、なんか気恥ずかしいので書店のトイレでゆっくり用を足しながら検索し、読むようにしています。

書店に行くと大体2時間近くウロウロしますが、そのうち30分程はトイレにいます。書店に行くトイレに行きたくなる不思議!!


レビュー記事を読んで判断する時

さて、読みたい本も見つかった。レビュー記事を読んで良い本であると思った。

その本をてに取ってレジに行きましょう!!

と、言いたい所ですが、もう1ステップ入れましょう。

「ここまで来て、まだ買わないのか!!早く読みたいのに!!」

逸る気持ちも分かりますが、もう少しです。

先に書店で立ち読みしてしまいしょう。

書店で立ち読みするのは、

 1.表表紙、裏表紙、帯

 2.目次

 3.はじめに

 4.訳者あとがきor編集後記

の4箇所です。 読書にそこまで慣れていなくても20分もあれば読み終わるはずです。

1から4まで読んでいる最中に「なんか違うかも…」と思ったらさっさと本を閉じて、別の本を探しましょう。

その本はあなたにとって「良い本」ではなかったのです。

逆に3.はじめにを読んでいる時にページをめくる指が止まらないと感じたらそれはあなたにとって“当たり”です。さっさと本を閉じて、レジに持って行きましょう。


本を買った後、どうするか

本は買ったら読むものです。

レンタルDVDを借りてきて、フリスビーをして遊ぶ人はまずいないでしょう。デッキに入れて、DVDを観るはずです。

本も同じです。

読みたいと思い、レビュー記事も悪くなさそう。ちょっと読んだ感じ、続きが気になる。

そう感じたなら帰りの電車の中で早速袋から取り出し、堂々と広げて読みましょう。

車や徒歩で読めない人は時間に余裕があればスタバにでも行ってコーヒーを飲みながら読んでしまいましょう。

1冊まるごと読むと店員さんの目が気になるという人は1章だけ読んでお店から出ましょう。

家に帰って晩御飯を食べて、お風呂に入った。さぁパソコンを開いて…。

パソコンは開かずに今日買った本を開きましょう。

そして続きを時間と体力の許す限り読み進めましょう。

普通のスピードなら1週間もあれば読み終わります。

家に帰ったら自分が読みたい1冊を読む。

これを意識すれば、「乱読」で「本に飽きない」という事をする必要は無いはずです。自分が読みたい、興味のある1冊に飽きる事はありません。

むしろ、続きが気になって眠気を忘れていまいます。

その辺りは自己責任でお願いします。(笑)


さいごに

最近の“読書=乱読”の流れがどうにも気に入らなかったので、このような記事を書きました。

僕自身、本読む時は乱読しません。必ず1冊読み終えてから次の本を読むようにしています。

多読、乱読も結構ですが、自分のお気に入りの1冊をじっくり読み進めるのもいいものですよ!!